ロシア軍の戦車を防ぐため…ウクライナ軍兵士が橋の上で自爆したそうです。
これに対して、よくあることですが「ご冥福をお祈りいたします」と声をかける方がいます。
この言葉は、アタマのおかしいテレビニュースで連発されているので、悪気もなく使っているのかと思いますが、言葉の意味を考えてみたらおかしいと分かるはずです。
めいど【冥途】
株式会社平凡社世界大百科事典 第2版
〈冥土〉とも書く。仏教用語で、死者が赴く迷いの世界、あるいはそこへたどりつく道程を意味する。生前、この世において仏道修行を怠ったものは、死後、再び迷いの世界に落ちて輪廻(りんね)する。この迷いの世界は地獄、餓鬼、畜生の三悪道で、そこは暗く、苦しい世界なので幽冥の処,すなわち冥途と呼んだ。
亡くなった方に、迷いの世界で幸せにな!と声をかけますか?
ウクライナ兵は恐らく仏教徒ではなく、仏道修行を怠ったわけではないでしょう。ちなみに、浄土真宗にも冥土はなく、亡くなると仏になり浄土に行きます。
侵略者から、家族や恋人、友人、故郷を守るために戦ったウクライナ兵に、心から哀悼の意を表します。

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